いつまでも寝られなかったり、寝てもすぐに目が覚めたりしてしまうことがありますね。
こういった症状は不眠症と言われますが、不眠症は睡眠障害の一つです。
睡眠時の環境が整っていなかったり、カフェインやアルコールの取りすぎ、運動不足の他病気やストレスが原因となっていたりすることが多く、ストレスなど心の問題の場合は改善されないことが多いです。
こういった心の問題の時は漢方薬を服用すると効果があることがあります。
漢方の世界では不眠は心臓や意識、精神活動などの病気と考えられており症状によって漢方薬の種類が違います。
寝つきが悪い時や眠りが浅い時、夢を良く見るといった時は天王補心丸、焦りや不安感がある、腰やひざがだるいといった時は黄連阿膠湯、イライラして眠れない、憂鬱、食欲がないといった時は抑肝散加陳皮半夏、夢を良く見る、日中眠い、寝ても疲れが取れないときは加味帰脾湯や八味地黄丸、加味逍遥散があります。
八味地黄丸は高齢者にむいている薬で、冷えをなくし夜中にトイレに行きたくなるのを改善する働きがあります。
漢方薬には体調や体質によって配合されるものが異なってきます。
自分に合うものを見つけるためにも症状を詳しく把握しておくと良いですね。
不眠症にお悩みの方は漢方薬を試してみてください。
国立の心療内科・精神科 小沢こころのクリニック
漢方が効果的といえど、まず始めに心因性の不眠症を専門とする心療内科への相談をおすすめします。
漢方の使用について相談してみましょう。