人間の体の中に存在する細胞の一つひとつには電気が流れていて、一般的には細胞の内側がマイナス極、細胞の外側がプラス極の電気になっています。ここに、何かの原因で異常が生じてしまうと電位が逆になってしまいます。つまり、細胞の内側がプラス極、細胞の外側がマイナス極へと変化してしまうのです。人間の体は電気的な外的要因によっての変化にすぐに反応してしまう働きを持っています。なので、こうした性質をうまく生かして意図的に外部から人体へと電気を流し、痛みをやわらげてしまうのが電気治療なのです。電気治療では主に血行の流れを良くし、こりや痛みを和らげていきます。電気治療はその痛みの原因となっていることや痛みを伴っている箇所、状態によって行なうべき治療方法も多少変わってきます。電気療法は超音波や温熱治療などと同類の治療方法で、痛みを感じる個所に物理的な刺激を与えることで痛みを和らげたり、機能回復を行なう物理療法の一つとされていますが、先に述べたように、その状態に合わせて電気治療にはいくつかの種類もあります。具体的に一つずつ見ていくことにしましょう。
痛いと感じる個所やその痛みを伝える神経に微弱の電気を流す治療のことを指します。つまり、低周波治療の場合はこのTENSがそれにあたります。痛みを伝える神経に働きかけて和らげ、こりや痛みが持つ体の緊張を和らげます。
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このEMSは主に筋力をアップさせたり、逆に筋肉の委縮を予防したり、痙縮を抑えるといったことなどを目的とした治療法になります。なので、筋肉や運動神経に対して電気によって刺激を与え、筋肉の収縮を起こさせていきます。具体的には例えば、自分の意思で運動を行なうのが難しくなったような、脳血管の疾患がみられるような方々のリハビリ治療などに多く使われています。
人間の体に流れている電気のことを生体電流と呼んでいます。この生体電流と同じような大変弱い電流を用いた治療方法のことをマイクロカレント療法といいます。先に述べたTENSも微弱の電気を流す低周波治療ですが、こちらは電流の単位をアンペアとしているのに対し、マイクロカレント療法はマイクロアンペアを用いており、刺激がほとんどないのが特徴です。この治療法は痛みやケガを早く治してくれることができるため、プロアスリートやスポーツを行なう人たちにも多く取り入れられています。